マッサージの仕事というと、極端なことを言えば、今日からでも始められます。
リラクゼーションと称することで、接客業と同じ扱いになるからです。
しかし、どのような施術をすればいいのかもわからないままに開業したところで、全く
何も改善しなかったと言ったクレームが来たり、骨折や筋肉痛、関節炎などの健康被害
を起こすことにもなりかねませんので、ビジネスとして行うのであれば、知識や技術を
身につける必要があります。
まず、国家資格のあん摩マッサージ指圧師の資格をとるためには、指定学校に3年以上
通って受験資格を得た上で、国家試験に合格する必要があります。
この指定学校というのは、過去の歴史的な経緯で身体障害者が優先的に通学できるよう
になっているため、健常者が入学したいと思っても、なかなか難しいのが実態です。
民間資格の整体資格を身につけるための専門学校であれば、全国各地に山のようにあり
ますので、どこでも自由に選べますが、合計の授業料が数十万円から数百万円と高い上
に、資格が取れたとしても役立つとは限らないというのが厄介な点です。
専門学校系列の整体院や都市部などで増えているクイックマッサージなどで勤務しても
薄給ですし、独立して整体院などを立ち上げても、まったく稼げずに廃業するケースが
ほとんどです。
癒楽総合手技治療研究会の室田達哉さんは、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師としての
キャリアが20年を超えているというベテランですが、整体学校に数百万も支払うので
あれば、「全身手技療法パーフェクトマッサージマニュアル」を読んで練習したほうが
よっぽど安上がりだといいます。
整体学校で学べる内容が全て網羅されていますし、わからないことが出てきた場合には
いつでも質問ができますので安心です。
動画とテキストで独学で知識が身につけられますし、練習台となる肩こりや腰痛などに
悩んでいる人を見つければ、自宅などでいつでも気が済むまで練習できます。
スマホやパソコンなどで肩こり、首コリ、腱鞘炎、眼精疲労などに悩んでいる人は多く
いますので、練習相手としては最適です。
自分の施術が正しいのか自信がない場合には、東京メトロ稲荷町駅近くにある室田さん
が院長を務める治療院「フィジカル・メンテ癒楽」で行われる講習会に参加するといい
でしょう。